この記事はインドネシアに住んで1年になる管理人が辛いと感じた「間食文化」について紹介していきます。普段生活していても、ほとんど不満はなく、むしろ将来は移住したいと考えているくらいなのですが、どうしても馴染めないことがいくつかあります。その1つがこの記事でまとめた「間食文化」なのです。
はじめに
インドネシアは温厚な方が多く、気候も年中暖かいため、日本人が生活するには適している国だと感じます。近頃ではバリ島へ移住する邦人が増えていますが、それも納得です。
その一方で、現地の方と生活を共にするのは簡単なことではないなと感じることも多々あります。その理由は、宗教の違いはもちろんのこと、仕事や食に対する考え方、人生観・家族観に至るまで全く異なるからです。世界水準で考えると、日本人ほど勤勉な人種はいないと言われますが、やはりそれは的を得ているように感じます。特にインドネシアは何事にもおおらかです。人間関係、仕事、そして食や健康に関しても、です。
インドネシアの間食文化
インドネシアの食文化
インドネシアの食文化については他の記事でも紹介しました。
油で揚げたものが多いのですが、味自体も濃いです。そしてサンバルが常にお供としてついてくるので辛さもあります。初めて食べると「まさにインドネシア」という感じですね。
インドネシアの間食文化
日本だと食事は3回が一般的です。インドネシアはというと、お祈りのために起床時間が早いということがあって、朝の早い時間(4〜5時)に朝食をとります。その関係で昼食まで時間があるので、多くの方は8〜9時くらいに間食をとります。夜も遅くまで起きている人が多いようで、この間も間食はずっと続きます。 簡単にまとめるとこんな感じです。
・朝食 朝5時くらい
・間食1 朝8〜9時くらい
・昼食 正午
・間食2 午後3時
・夕食 夜6〜7時くらい
・間食3 夜9時くらい
人によりけりなので全員が同じというわけではありませんが、ふと周りの人を見てみると何かを口にしていることが多いのは確かです(笑)
何を食べるの?
では、彼らは一体何を間食として食べているのでしょうか?
それもさまざまなのですが、結構胃がもたれそうなものが多いです。
左は学校の食堂、右は露店です。
どちらも揚げ物が多いことがわかります。テンペイゴレン(豆の発酵食品を揚げたもの)やハムにチーズを挟んで揚げたものが多いかもしれません。その他、葉っぱに巻かれているのはチマキみたいなものやツナおにぎりみたいなもので、どちらもご飯を素材としています。普通に食べる分にはとても美味しいですよ。
次の写真は甘いものです。
左はケーキですが、多くの人が間食するので、誰かが買ってきたものを分けて食べることもごく普通の光景です。右側は露天で販売されているパンケーキみたいなものです。きなこの甘いソースをかけて食べます。まぁ、とにかく甘いです。
いつも思いますが、インドネシア人は食べることが好きなのでしょう。同僚やご近所さんと談笑しながらおやつを食べます。楽しく喋って、美味しいものでお腹を満たす。これがまさにインドネシアの方々の楽しみであり、幸せな時間なのです。
おわりに
現地の方と溶け込もうとすると、彼らの風習に倣って生活をします。そうすると、どうしてもこの間食文化は避けられないものです。
1年経った最近になって、「あの日本人はあまり食べることが好きではない」ということが浸透し、無理矢理食べなければならない状況は減りました。それでも、頻繁に「コーヒー飲みに行こう」とか「これ食べる?」とおやつを渡されます。一時期、家に帰ると貰ったお菓子が山ほど溜まっているなんてこともありました、、、いえ、あります(現在進行形)。
断食で飲食を我慢する時期があるとはいえ、この食生活を続けるのはかなり体に負担も大きいはずです。実際、インドネシアでは糖尿病が深刻になっています。運動をする習慣がない上に、この食生活ですからね。
これからインドネシアで生活するかもしれない人、インドネシアでいずれ生活してみたいと考えている人はこららの文化にどのように適応していくかも考えないといけないです。ぜひ参考にしてください。