この記事では海外生活で便利なクレジットカード、デビットカードについて紹介しています。海外では多くの国で既に電子決済が導入されてきています。開発途上国も例外ではありません。海外生活を控える方は準備のためにご一読いただけたらと思います。
もくじ
はじめに
海外で生活を始めるときに気になるのがお金のことでしょう。日本との為替レートを確認したり、どこで換金すればお得になるかなど、調べればキリがありませんが、蔑ろにできない大切な情報です。管理人も同じような状況でした。ところがいざ海外に移り住んでみると、思っていたのと状況が少し違うのです。それは現金云々より電子決済がかなり浸透しているということです。
頭の片隅に「途上国は現金をしっかり持っていなければ」と思っていたのですが、首都圏で生活してみると電子決済のみ対応(現金支払い不可)の店舗が増えてきているのです。これはインドネシアのジャカルタだけではありません。マレーシアのクアラルンプール、タイのバンコクも同じ状況でした。つまり、クレジットカードやデビットカードは準備しておかなければいけないものと言えるでしょう。快適な生活のために、外国に行く際には持っていくことをおすすめします。
海外で役立つカード
準備するカードに2つのタイプがあります。クレジットカードとデビットカードです。店舗ごとに使えるものと使えないものが異なるので、海外生活にはクレジットカード1枚とデビットカード1枚の計2枚を準備しておくいた方が良いでしょう。2つのカードの説明をする前に注意点も書いていますのでしっかり確認しておきましょう。
注意点
(1)有効期限が迫っていない
有効期限が迫っているカードは新しいものを手に入れる必要があります。期限切れになっていないかどうかも含め、あらかじめ確認してから海外に持っていきましょう。
(2)サービスが利用停止になっていない
利用状況によってサービスの利用が停止されていないことを確認しておきましょう。利用額が上限額に達していたり、支払い遅延等があった場合に利用ができなくなる可能性があります。
(3)国際ブランドの確認
カードには国際ブランドというものがあります。「VISA」「Mastercard」「JCB」「American Express」などで、日本で使う場合にはどのブランドも対応していることが多いです。しかし、海外では特定のブランドしか対応していない店舗もあるため注意が必要です。「VISA」が最も広く使われているので、「VISA」に対応していれば問題ないだろうと思います。
クレジットカード
クレジットカードとは後払い決済をするカードを指します。月毎にまとめて支払いをすることになります。基本的には月払いなので、購入時に残高が足りていなくても、支払日までに残高を充当していれば問題ありません。海外で使えるカードには様々な種類があります。主要なものを、以下ご紹介します。
・JCB CARD W
・楽天カード
・ライフカード
・三井住友カード(NL)
デビットカード
デビットカードとはその都度決済をするカードを指します。所定の口座から利用のたびに利用額が引き落とされるということです。口座残高以上の支払いができないので、カードによる使いすぎを防ぐことができます。主要なものをいかご紹介します。
・Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)
・ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET
・楽天銀行デビットカード
・GMOあおぞらネット銀行(Visaデビット付キャッシュカード)
実際に使った人の感想
エポスカード
海外のVISA加盟店にて利用可能とのことですが、マレーシア、インドネシア等で利用できないケースをいくつか聞いています。状況がそれぞれ異なるため、原因の特定ができていません。利用条件に一定の制限・条件があるにしても、使いにくさは考慮しておく必要がありそうです。
SONY BANK WALLET
管理人が実際に利用しているカードです。現金が使えないお店で大いに役立ちました。マレーシア、タイ、インドネシアのいずれの国でも問題なく利用できました。電車の切符を購入する時の窓口支払いや自動支払い機も対応していました。ネットでの航空券予約もできましたので、迷っている方がおられたらこのカードをおすすめします。事務手数料もかなりお得です!
おわりに
海外での決済事情とそれに対応できるカードをいくつかご紹介しました。管理人も何度か助けられたことがあるので、ぜひこれから海外へ行かれる方には準備されることをおすすめします。店舗によりますが、現金不可の表示がなかったり、表示があっても分かりづらいといったことは意外と多いです。日本のように親切なシステムにはなっていないので、日本人にはいっそう注意が求められると言えるでしょう。
各カードには特典が設定されています。例えばANAのカードであればマイルが貯まったり、楽天カードであれば楽天ポイントが付与されるといったものです。ただ、還元率はそれほど大きくないので、月に数万円程度の利用であったり、青年海外協力隊として海外に派遣される方々からすると、メリットに関してそれほど大きな差はないのだろうと思います。あとは利用される方々の嗜好に合わせたものをご利用くださればと思います。この記事が皆さんの海外生活にお役にたつことを祈っております。