この記事ではインドネシアの食文化について紹介します。日本でもよく知られている食べ物がたくさんありますので、ぜひご覧ください。
もくじ
はじめに
インドネシアにも本当にたくさんの食べ物があります。手の込んだ料理というよりは、シンプルで素朴な調理方法のものが多く、和食・中華・フランス料理といったような多様で繊細な食事とは趣が異なります。ただ素材はまさにインドネシアと思える料理が楽しめます。イスラム教なので素材の種類自体はハラルフードなので、豚肉やラードといったものは使われませんが、香草や唐辛子をふんだんに使われていてまさにアジアンフードの１つと言えるでしょう。
〇〇ゴレンがいっぱい
熱帯地方であるため、食材は伝統的に香辛料を使ったり、調理方法も高温で加工するものが多くなります。揚げ物なんかが典型ですね。「○○ゴレン」という名前の料理が多いのですが、「Goreng」は「揚げる」という意味なので、いずれも焼いたり揚げたりされている料理になります。では早速紹介していきましょう！
ナシ・ゴレン（Nasi Goreng）
日本でもよく知られる料理の１つです。「ナシ（Nasi）」は「ご飯」という意味ですので、ナシ・ゴレンで「揚げ飯 → 焼き飯」となります。ジャカルタ周辺のレストランはもちろん、地方のお店も含めて比較的どこでも食べられる料理です。少し甘めのソースを使って炒めている場合もありますが、味付けは日本で食べる「焼き飯」とほとんど違いは無いと言っていいでしょう。ご飯はしっとりではなく、パラパラ感が強いです。ちなみに地方で食べると相場は20,000Rp（約200円）で格安です。
ミー・ゴレン（Mie Goreng）
続いてはミーゴレンです。ミーは「Mie」と書きますが、「麺」という意味です。なので「あげ麺」、、、そう、つまり「焼きそば」です。味付けはこちらも少し甘めのソースが使われていることが多いです。味付けはベースが辛めの設定になっているので、もし辛いのが嫌な時は注文するときに忘れず「No Spicy」と言わないといけません。ミーゴレンはナシゴレンと同様、レストランや屋台などどこでも食べることができます。
インドネシアには「IndoMie」という即席麺が販売されていますが、買い物に来た人は大量に購入して帰ります。まさにインドネシアの国民食の１つと言って良いでしょう！
アヤム・ゴレン（Ayam Goreng）
アヤム（Ayam）は鶏肉を意味します。なのでアヤム・ゴレンとは「鶏肉を揚げた料理」です。ただ、日本の唐揚げのように下味をつけて揚げているわけではないので、衣に塩・胡椒がふんだんに使われているという感じです。日本のもので言えば「ケンタッキーのフライドチキン」をイメージして貰えばいいでしょう。お店ではご飯とともに出てくる食べるのが一般的です。お店によっては衣が薄いところがあったり、肉の厚みも全く異なるので、お気に入りのお店を探してみるのもいいですね！！
ピサン・ゴレン（Pisang Goreng）
ピサンとは「バナナ」のことです。バナナを天ぷらのような衣で揚げて、チョコチップをのせて出すお店が多いです。
インドネシアはバナナをはじめ、様々なフルーツを楽しむことができます。バナナを含め、市場に行くとフルーツ全般かなり安く購入できます。バナナにもたくさん種類があるようで、日本と同じように生食が可能なものと、揚げたり焼いたりして食べるバナナもあるらしいです。味自体は日本と同じで甘味はしっかりあります。歯応えもしっかりあって、「ザクっ」と噛み切る食感が特徴です。食感は少し硬めかもしれません。これもお店や季節ごとに違いが出るかもしれませんね。ハズレの少ない料理だと思いますので、どんどん挑戦して見てください！！
イカン・ゴレン（Ikan Goreng）
イカンは日本語で「魚」という意味になります。なので、イカン・ゴレンは「魚のフライ」です。ただ、イカンという言葉は魚全般を指す言葉なので、お店で頼むときには何の魚かを目で見て確認してから注文するか、何の魚の料理か店員さんに聞くようにしましょう。日本でも「アジのフライ」が食べたいのに「イワシのフライ」が出てきたら困りますよね。
また、インドネシアで食べる魚は海水魚ではなく、淡水魚が一般的（場所による）のようです。ただでさえ海水魚の名前なんて知らないのに、インドネシア語なんてわかりません。だからとりあえず注文して食べてみたら「それはナマズよ」と言われました、、、。ちなみにナマズはインドネシア語で「レレ（Lele）」と言います。管理人は大の淡水魚嫌いで、日本でも鮎やイワナも全く食べません。匂いがどうも苦手なのです。ナマズの件以後、インドネシアでは一切魚は食べていませんが、お好きな方はぜひご賞味ください（笑）！！
おわりに
たくさんある食べ物の中で、今回は「ゴレン（Goreng）シリーズ」を紹介してきました。ひたすら揚げ物でしたがいかがでしたでしょうか？実際にお店で食べるときには出来立てを食べられる時と、作り置きの分を食べる時があります。出来立ての方がやっぱり美味しいのですが、そこはマイペースの国インドネシア（笑）。狙った通りにことは進みません。ただただちょうど良いタイミングになるよう待つのみです。みなさんがワルンに行ったとき、出来立てホヤホヤのGorengが食べられることを祈っております。ぜひ色々なGorengan（揚げ物）を食べて見てください！！
